イオンカード(ミニオンズ)のデメリットと注意点まとめ

イオンカード(ミニオンズ)のデメリットと注意点について、若者が財布を見つめ慎重に選択しているシーンを描写。

イオンカード(ミニオンズ)のデメリットと注意点を徹底解説

ミニオンズのかわいいデザインとUSJ・イオンシネマ優待で人気のイオンカード(ミニオンズ)ですが、メリットだけを見ていると「思ったよりおトクじゃなかった……」となりがちです。本稿では公式サイトの公開情報をもとに、見落としやすい欠点と利用前に押さえておきたい注意点をまとめました。

年会費無料の気軽さゆえに、還元率や付帯サービスが抑えめだったり、特典の利用条件が細かかったりします。申し込み前に確認し、手持ちのカードやライフスタイルと比べて本当に必要か判断しましょう。

通常還元率は0.5%。ポイント重視派には物足りない

イオンカード(ミニオンズ)の基本ポイントは200円(税込)ごとに1WAON POINT=0.5%です公式。同じ年会費無料でも1%還元が主流になりつつある中、日々の決済で貯まるペースは控えめと言えます。

イオングループ店舗なら常時2倍(1%)になるものの公式、ネット通販やコンビニなどでは基本0.5%のまま。ポイント目的でメインカードにする場合は、還元率の低さをカバーできるか検討が必要です。

USJ10倍ポイントは店内限定&タッチ決済は対象外

USJでのポイント10倍特典は魅力的ですが、適用範囲は「パーク内でのイオンカード決済」に限られます公式。Apple PayやイオンiD、WAONタッチ払い、既存ポイント利用分は対象外と明記されているため、スマホ決済派は恩恵を受けにくい点に注意しましょう。

また一部店舗・商品は除外され、他のポイントキャンペーンとも重複しません。パーク外のオフィシャルホテルやオンラインチケット購入には適用されないため、「USJが近いからお得」と考えている人ほど利用シーンを確認してください。

映画優待はサイト経由+年間上限10枚

イオンシネマ優待はチケット1,100円〜1,600円で購入できるものの、年間10枚までという制限があります公式。劇場窓口ではなく「暮らしのマネーサイト」専用ページで事前決済し、3Dセキュア登録も必須です。

4DXやIMAXなど特殊スクリーンは追加料金が必要で、沖縄県ほか一部劇場ではそもそも利用不可。映画を月1回以上見るヘビーユーザーや、思い立って当日窓口購入したい人には不便さが残ります。

海外旅行傷害保険は付帯ナシ

イオンカード(ミニオンズ)には海外旅行傷害保険が付いておらず、保険が付帯するのはイオンゴールドカードのみです公式。海外渡航時は別途クレジットカードや保険を用意する必要があります。

スマホ決済やポイント特典に目が行きがちですが、旅行損害補償が不要な人向けのカードと割り切りましょう。空港ラウンジサービスもないため、旅行・出張が多い人はゴールドカード昇格や他社カードとの併用が現実的です。

ブランドはVISA/Mastercardのみ

ミニオンズデザインはVISAとMastercard限定で発行されます公式。JCBやAmerican Expressを指定できないため、国際ブランドを揃えたい人や特定ブランドのキャンペーン狙いには不向きです。

とくにJCB限定のポイントモールや海外加盟店を利用する場合、別のカードで補う必要があります。ミニオンズカードを作る際は、既存カードとのブランドバランスも確認しておきましょう。

店頭即時発行カードは特典対象外

申し込み後「店頭受取り」で即時発行したカードは、映画優待など番号発行後に適用される特典を使えません公式。当日から特典を利用したい場合は、スマートフォン即時発行(イオンウォレット経由)を選ぶ必要があります。

急ぎでカードを手に入れたい人ほど受取り方法を誤りがちなので、申込画面の選択肢をよく確認しましょう。

リボ払い・キャッシングは高金利

キャッシング金利は年7.8〜18.0%、リボ払いも実質年率15%前後(残高スライド方式)と決して低くありません公式。支払い方法を変更する「あとリボ」案内メールが届く場合がありますが、手数料負担が増える点を理解して利用しましょう。

  • 毎月の支払額を抑えても総支払額は増える
  • 繰上げ返済の手続きはATM/電話/Webで要申請

ポイントや特典分を超える金利を支払っては本末転倒です。利用明細をこまめに確認し、一括払いが難しいときは早めに返済計画を立てましょう。

イオンカード(ミニオンズ)のデメリットと注意点まとめ