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イオンビジネスカードとは
イオンフィナンシャルサービスとオリエントコーポレーションが2025年10月に発行を開始した、中小企業・個人事業主向けのVisaブランド法人カードです。個人契約型(個人事業主/法人代表者向け)と法人契約型(中小企業法人向け)の2タイプがあり、年会費は初年度無料、翌年度以降は3,300円または11,000円(税込)と用途に応じて選択できます。Impress Watch
基本還元は通常200円(税込)につき1 WAON POINT(1%相当)。イオングループ対象店舗ではポイント2倍になるなど、イオン経済圏での経費決済に強みを発揮します。WAON POINT公式
イオンビジネスカードのメリット
1.WAON POINTが高効率で貯まる
個人契約型ではカード利用200円ごとに1 WAON POINTが貯まり、イオングループ対象店舗ではいつでも2倍。日常の仕入れや消耗品購入をイオン系列でまとめれば、実質2%相当のポイント還元になります。ポイ探ニュース
- 貯まったポイントは1ポイント=1円で利用可
- iAEONアプリ連携でスマホ決済にも対応
2.空港ラウンジサービス
両タイプとも国内・ハワイ40ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用可能。法人契約型には世界1,700ヵ所超のラウンジを使えるプライオリティ・パス(プレステージ会員相当)が付帯します。海外出張が多い企業には大きなコスト削減効果をもたらします。Impress Watch
3.充実した付帯保険
ショッピングガード保険や紛失・盗難補償は標準装備。法人契約型では国内外旅行傷害保険が最高5,000万円まで補償され、従業員の出張リスクをカバーします。Impress Watch
4.経費精算・業務効率化支援
イオンFSとオリコは会計ソフト連携や資金繰り支援サービスの拡充を協議中と発表しており、将来的にバックオフィス負担の軽減が期待できます。Impress Watch
イオンビジネスカードのデメリット
1.年会費が完全無料ではない
個人契約型3,300円、法人契約型11,000円(ともに税込)。利用額に応じた年会費優遇や永年無料の設定はなく、「無料の法人カード」を求める事業者には負担感があります。
2.追加カード枚数に上限
- 個人契約型:追加発行不可
- 法人契約型:最大20枚(1枚あたり11,000円)
従業員数の多い企業では枚数制限と追加発行コストがネックになり得ます。ポイ探ニュース
3.ポイント対象外の法人契約型
中小企業法人向けの法人契約型はポイント付与対象外。プライオリティ・パスなど旅行系特典は充実するものの、「経費でポイントを貯めたい」ニーズには合致しません。ポイ探ニュース
4.国際ブランドがVisaのみ
MastercardやJCBを必要とする取引先・海外加盟店では決済できないケースがあります。ブランド分散によるリスクヘッジを重視する場合はサブカードの併用が必要です。
競合法人カードと比較
年会費無料のJCB Biz ONE一般カードは10~500万円の利用枠を備え、ポイント還元も1,000円=1ポイントとシンプル。年会費を抑えて複数枚発行したい場合は有力な選択肢です。一方、プライオリティ・パスやイオングループ特典を重視するならイオンビジネスカードが優位となります。JCB公式
- イオンビジネスカード:年会費3,300円~/還元最大1%/プライオリティ・パスあり
- JCB Biz ONE一般:年会費無料/ポイント0.5%相当/ラウンジ特典なし
- 三井住友ビジネスカードクラシック:年会費1,375円/Vポイント0.5%相当/国内主要ラウンジ利用可
こんな事業者におすすめ
仕入れや備品をイオン系列でまとめ買いする小売・飲食業、頻繁に国内外出張がある中小企業、空港ラウンジでの待ち時間を有効活用したい個人事業主などに最適です。逆に、年会費ゼロを最優先する小規模事業者や、他ブランド決済が多い企業には適合しにくいでしょう。
まとめ
イオンビジネスカードは「イオン経済圏+出張特典」に強みを持つ法人カードです。年会費とブランド制約という弱点はあるものの、
- 最大1%還元×イオングループ2倍
- 国内外ラウンジ・プライオリティ・パス
- 保険・補償の充実
といった付加価値は、経費支出を効率化したい中小企業にとって十分魅力的。イオンでの購買額や出張頻度を勘案し、年会費以上のリターンを得られるかを判断材料にするとよいでしょう。
