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イオンシネマ全国で『宝島』公開スタート
9月19日(金)に全国公開された映画『宝島』が、イオンシネマ各館で“上映中”です。公式ページには「上映劇場は各館スケジュールで確認」と明記されており、公開初週から土日を中心に満席が続出しています。イオンシネマ公式作品ページ にアクセスすると、最新の上映時間やスクリーン情報が一目で分かるので、事前チェックがおすすめです。
戦後沖縄を舞台にした原作が持つ圧倒的なリアリティに加え、映画ではIMAXレーザーやDolby Atmosなどの高規格スクリーンでも上映。沖縄の海と空のコントラスト、アギヤーたちの息づく夜の質感が、劇場ならではの没入感で体験できます。
1950年代沖縄を描く原作の魅力
真藤順丈の小説「宝島」は、第160回直木賞・第9回山田風太郎賞・第5回沖縄書店大賞をトリプル受賞した社会派エンタメです。米軍統治下で“戦果アギヤー”と呼ばれた若者たちの冒険と挫折を通し、占領下の矛盾や理不尽を描写。小説を読み込んでから鑑賞すると、映画の細部がさらに響きます。映画『宝島』公式サイト では原作者コメントと映画化に寄せる想いも紹介されています。
原作のキーワードは「でっかい戦果」と「誇り」。この二つを胸に抱えた登場人物たちの心情が、スクリーンでどう表現されるのか――ファン必見のポイントです。
大友啓史監督が込めたメッセージ
『るろうに剣心』シリーズなどで知られる大友啓史監督は、NHK時代から沖縄を撮り続けてきた人物。インタビューで「本土復帰前の沖縄を描かないと、島の真実は見えてこない」と語り、本作で20年間の歴史を真正面から映像化しました。スタッフインタビュー では、撮影地の暑さや沖縄方言の演技指導など舞台裏エピソードが多数紹介されています。
特に1959年の「コザ事件」をモチーフにした群衆シーンは、500人規模のエキストラを投入し一発撮りに挑戦。歴史の重みと人々の叫びを、汗の粒まで感じる距離で体感できます。
豪華キャストが体現する“戦果アギヤー”
主要キャストは以下のとおり。沖縄出身俳優と本土の実力派が混ざり合い、物語に厚みを与えています。
- 妻夫木聡:グスク/刑事となり失踪した親友を追う
- 広瀬すず:ヤマコ/教師として島の未来を担う
- 窪田正孝:レイ/ヤクザに身を投じ葛藤する
- 永山瑛太:オン/伝説的リーダーとして君臨
キャストは半年以上に及ぶ沖縄ロケで日焼けと体重変動を敢行。特に妻夫木聡は体脂肪率を8%まで絞り、アクション部との合同トレーニングに参加したと報告しています。
上映劇場&スケジュール確認方法
現在『宝島』を上映中のイオンシネマは、幕張新都心、常滑、大日、板橋ほか全国40館(9月22日時点)。各館の上映回数は週3~6回で、地域の祝祭日に合わせた追加上映も随時決定しています。確認手順は以下のとおりです。
- イオンシネマ公式ページで最寄り劇場を選択
- 「作品案内」→『宝島』→「上映スケジュール」をクリック
- 座席表で空席状況を確認し、そのままオンライン購入
スマートフォンの「ワタシアター」アプリなら、前夜0:15に翌日の座席が一斉開放されるので便利です。
チケット料金・サービスデーの注意点
『宝島』は“特別興行”扱いのため、ハッピーファーストやハッピーマンデーなど各種割引が適用外となる劇場があります。一般1,900円、大学生1,500円が基本ですが、一部劇場は1,100円均一の独自料金を導入。割引可否は各館の料金表を必ず確認しましょう。
ムビチケ前売券(カード・オンライン)は共通料金1,600円。購入済みの方は劇場窓口で座席指定を忘れずに行ってください。
入場者プレゼント&コラボ情報
公開初週には、原作者・真藤順丈の書き下ろし短編冊子「グスクとヤマコの夏」(全32ページ)が先着20万名限定で配布。第2弾として、9月27日(土)からは映画ロゴ入り「泡盛グラスシール」が登場予定です(数量限定)。
さらにイオンモール館内では、沖縄フェアとの連動企画を実施。劇場半券を提示すると、フードコートの「ブルーシール」アイスが50円引きになるなど、映画を起点にした周遊施策が充実しています。
予備知識ゼロでも楽しめるポイントまとめ
①沖縄の歴史を知らなくても、友情と家族愛を軸に共感できるヒューマンドラマである点。②劇伴は三線とストリングスを融合させた壮大なオリジナル楽曲で、音響設備の整ったイオンシネマと好相性。③上映時間191分でも中弛みしない章立て構成で、初見でも物語を追いやすい点――これらが“長尺映画は苦手”という人にも推奨できる理由です。
上映終了日は劇場ごとに異なりますが、公式情報では「10月2日(木)終了予定」と告知されている館もあります。鑑賞予定の方は早めの予約をお忘れなく。